日銀短観とFX
日銀の短観が発表されました。ほぼ横ばいということで、予想通りといったところでしょうか。
短観は、企業短期経済観測調査の略です。業況判断指数(DI)という景気が「良い」と答えた企業数から「悪い」と答えた企業数の差を指数としたもので示されます。
中小企業は、「悪い」が多かったようです。大企業は、横ばいでした。
心配されていたアメリカのサブプライムローン問題の影響ですが、今回の短観では影響は限定的でした。しかし、これも今のところはといったところでしょうか。
サブプライムローン問題でアメリカの実体経済に及ぼす影響は、まだまだ予断を許さない状況です。経済指標的には、弱い数字が相次いで出てきています。さらに悪い数字がでれば、追加利下げということになるのでしょうが、こちらも、原油価格の高騰などインフレ懸念も払拭できず、不確定です。
9月の大幅な利下げによって、NY株は持ち直してきてはいますが、住宅市場、個人消費などは縮小傾向に歯止めがかかっていない状況ではないでしょうか。そのあたりを見極めつつ、追加利下げの判断を下されます。今週末の雇用統計が、その重要なポイントとなります。
インフレについてですが、特に原油や商品相場に影響がでています。利下げしたことによって資金が潤沢に供給されると、どうしても原油や商品にマネーが流れ込みます。そうなると、商品相場は高値圏で推移することとなり、それが個人消費に直結する物価に跳ね返ってくるということになります。
最悪シナリオは、物価が上がっているのに、景気が減速するスタグフレーションです。このあたり、FRBは、どう判断してくるのかが注目です。
そういった見方からもドル円相場は今週も115円~114円のレンジ相場となるのではないでしょうか。週末の雇用統計の結果で方向感は見えると思います。
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